30歳になって間もなく、私は婚活のイベントに参加してみた。
最初はクリスマスパーティー。
女性は0円、男性は有料のもの。
気楽に行けるからラッキーと思って、友達と外食に行くような、少しのおしゃれをして出かけてみた。
この時は、化粧品も久しぶりに新調して、メイクも自分で頑張った。
おしゃれをして、仕事以外で外出するということは、とても楽しかった。
だけど、それが甘い考えだと、その場に行って思い知らされた。
それは、ある高級ホテルの宴会場を貸し切って行うパーティー。受付を済ませて中に入って、私は圧倒されてしまった。
(みんな、モデルか女優なのでは……?)
そう思ってしまうほど、可愛い人、綺麗な人のオンパレード。
男性の容姿やバックグラウンドは様々いたが。
そしてその可愛い人、綺麗な人に男性達は集まっている。
その姿はまるで、花の蜜を集める蜂のように。
私が唯一、強制的に男性と話すことが出来たのは、「1分自己PR」と呼ばれる時間。ここは全員お互い1分ずつ自己紹介をしていく時間。
「料理が好きです」
「読書が好きです」
「猫を飼うのが好きです」
など、周囲の女の子達が言っているセリフを私も真似をして自己PRをしてみたものの、それが無駄だとわかったのはすぐ。
誰も、私の話なんて聞いていなかったし、誰も真剣に私に自己PRをしてくれなかった。
そしてその人達は、隣の人には生き生きと自分の良さをアピールしている。
直接「デブ」と言ってくる人は、もういない。
だけど、無言で、全身で示してくる態度もまた、鈍器で殴られたような衝撃を与えてくることもまた、事実。
私は、自己PRの後に楽しみにしていた、ホテルの立食ディナーに参加せず、途中退室をした。
受付の人も、私を止めてはくれなかった。
最初はクリスマスパーティー。
女性は0円、男性は有料のもの。
気楽に行けるからラッキーと思って、友達と外食に行くような、少しのおしゃれをして出かけてみた。
この時は、化粧品も久しぶりに新調して、メイクも自分で頑張った。
おしゃれをして、仕事以外で外出するということは、とても楽しかった。
だけど、それが甘い考えだと、その場に行って思い知らされた。
それは、ある高級ホテルの宴会場を貸し切って行うパーティー。受付を済ませて中に入って、私は圧倒されてしまった。
(みんな、モデルか女優なのでは……?)
そう思ってしまうほど、可愛い人、綺麗な人のオンパレード。
男性の容姿やバックグラウンドは様々いたが。
そしてその可愛い人、綺麗な人に男性達は集まっている。
その姿はまるで、花の蜜を集める蜂のように。
私が唯一、強制的に男性と話すことが出来たのは、「1分自己PR」と呼ばれる時間。ここは全員お互い1分ずつ自己紹介をしていく時間。
「料理が好きです」
「読書が好きです」
「猫を飼うのが好きです」
など、周囲の女の子達が言っているセリフを私も真似をして自己PRをしてみたものの、それが無駄だとわかったのはすぐ。
誰も、私の話なんて聞いていなかったし、誰も真剣に私に自己PRをしてくれなかった。
そしてその人達は、隣の人には生き生きと自分の良さをアピールしている。
直接「デブ」と言ってくる人は、もういない。
だけど、無言で、全身で示してくる態度もまた、鈍器で殴られたような衝撃を与えてくることもまた、事実。
私は、自己PRの後に楽しみにしていた、ホテルの立食ディナーに参加せず、途中退室をした。
受付の人も、私を止めてはくれなかった。