今日の昼、優花と連絡を取った時は、普通だった。

「楽しみですね」

と可愛いスタンプが押されて、会話が終わった。
いつも通りだった。
そして俺は、優花を想いながら、話すべきことを整理していた。

あの子のこと。
そして俺の……過去のこと。

あの選択をした日、俺はこんなに過去に押し潰される日が来るなんて思わなかった。
何て浅はかだったんだろう。若い頃の俺は。
もし、時が戻せるなら…………あの時の俺を殴り飛ばして、こう言ってやりたい。


「いつか絶対、後悔する日が来る」


と。