(薬品の……臭い?)
気がつけば、鼻にツンとくる保健室のような臭いがした。
自分が仰向きで寝ているのは、すぐに分かった。
周囲を見渡すと、真っ白い壁に天井、カーテン、そして明らかに病院の診察室だと分かる、PCモニターや医療器具が置かれたデスクがあった。
(病院?いつの間に……)
状況を把握するために体を起こそうとした時、腕に違和感があった。
見てみると、右腕が点滴に繋がれていた。
(一体……何が起きた?)
ぽたぽたと落ちていく点滴の雫を見ながら、軽くパニックになっていると
「あー……目、覚めたんすね」
カーテン裏から、白いシャツとズボンがよく似合う、清潔感ある見知らぬ男の子が顔を出した。
(この子……誰!?)
年齢は20代……くらいだろうか。
ネームプレートが左胸にあったので読んでみる。
名前は吉川悠太。
職業は看護師。
そして、病院名のところには……氷室診療所と書かれていた。
気がつけば、鼻にツンとくる保健室のような臭いがした。
自分が仰向きで寝ているのは、すぐに分かった。
周囲を見渡すと、真っ白い壁に天井、カーテン、そして明らかに病院の診察室だと分かる、PCモニターや医療器具が置かれたデスクがあった。
(病院?いつの間に……)
状況を把握するために体を起こそうとした時、腕に違和感があった。
見てみると、右腕が点滴に繋がれていた。
(一体……何が起きた?)
ぽたぽたと落ちていく点滴の雫を見ながら、軽くパニックになっていると
「あー……目、覚めたんすね」
カーテン裏から、白いシャツとズボンがよく似合う、清潔感ある見知らぬ男の子が顔を出した。
(この子……誰!?)
年齢は20代……くらいだろうか。
ネームプレートが左胸にあったので読んでみる。
名前は吉川悠太。
職業は看護師。
そして、病院名のところには……氷室診療所と書かれていた。