初めて結ばれたのは、たった1日後。
本当は、普通のカップルみたいにデートをして、おしゃべりをしてからの方が良かったのかもしれない。

だけど、キスの後、自分達の家に帰ってメッセージを送り合うだけで、体が疼いてしまった。
もっと、彼が欲しいと。

彼も同じだったんだと分かったのは、次の日。

『会いたい』

と送りあってから、予備校の日でもないのに外で待ち合わせた。
待ち合わせ場所は、キスをしたあの公園。
だけど、人がたくさんいすぎて私たちは、お互いのシタイことができないとすぐに分かってしまった。

「行こうか」

彼が連れてきてくれたのは、彼の部屋。
きっちりと整頓された、綺麗な彼にふさわしい場所だと思った。
少しだけ皺になっている、彼のベッドのシーツを見た私は、興奮を抑えるので精一杯だった。