「と、刀馬く……んっ!?」

刀馬くんは、今までにない力で
私に触れてくる。

「痛いっ……!」

いつもの、冷静な刀馬くんだったら
すぐに止めてくれたかもしれない。
だけど、刀馬くんはそのまま
始めてしまったのだ。
私と繋がろうとする行為を。

「と、刀馬くん……!だめ……!」

まだ、扉を閉ざしていない。
このまま声を出せば
下にいる2人にバレてしまう。

「刀馬くん、お願い……!やめ……て……!」

刀馬くんはどうしてやめてくれないのだろう?
聞こえないのだろうか?

「とうま……く……んんっ!」

どうしても声を我慢することが
できない。
私は、目の前にある
刀馬くんのシャツを噛むことで
必死に刀馬くんから与えられる
刺激に耐えた。

そうして私は刀馬くんと
繋がってしまう。
初めての時よりずっと
痛みを感じた。