彼と付き合い始めてから
彼が予備校をサボるということは
なかった。
だけど今日
私は初めて彼を
サボらせてしまった。
「ごめんね……」
彼が連れてきたのは
初めて私が彼とセックスした
彼の部屋だった。
まだ日も明るく
彼の両親は帰ってきていなかった。
まるで彼の心のように
シワ1つない
綺麗なシーツは
きっと何度も現れたはずなのに
あの日私がこぼした
蜜や血の匂いがついているのではと
錯覚してしまう。
「座って」
彼は、私をベッドの上に座らせ
ぎゅっと抱きしめてくれた。
彼の心臓の音を聞いているうちに
私の心はようやく
落ち着きを取り戻した。
「ごめんね」
私は謝った。
「何を?」
「予備校サボらせちゃって」
「そんなこと?」
「え?」
彼はにこっと悪い笑みを浮かべると
「俺は、1回や2回サボったくらいじゃ
成績は落とさないよ」
と自信満々に言った。
それから彼は
私をベッドに沈めて
「俺にとっては、
こっちの方が
ずっと大事だから」
と言うと
彼は私の上に跨った。
いつものように
その先を期待した私は
目をそっと瞑った。
彼が予備校をサボるということは
なかった。
だけど今日
私は初めて彼を
サボらせてしまった。
「ごめんね……」
彼が連れてきたのは
初めて私が彼とセックスした
彼の部屋だった。
まだ日も明るく
彼の両親は帰ってきていなかった。
まるで彼の心のように
シワ1つない
綺麗なシーツは
きっと何度も現れたはずなのに
あの日私がこぼした
蜜や血の匂いがついているのではと
錯覚してしまう。
「座って」
彼は、私をベッドの上に座らせ
ぎゅっと抱きしめてくれた。
彼の心臓の音を聞いているうちに
私の心はようやく
落ち着きを取り戻した。
「ごめんね」
私は謝った。
「何を?」
「予備校サボらせちゃって」
「そんなこと?」
「え?」
彼はにこっと悪い笑みを浮かべると
「俺は、1回や2回サボったくらいじゃ
成績は落とさないよ」
と自信満々に言った。
それから彼は
私をベッドに沈めて
「俺にとっては、
こっちの方が
ずっと大事だから」
と言うと
彼は私の上に跨った。
いつものように
その先を期待した私は
目をそっと瞑った。