「じゃあ、またあとで連絡する」
「うん」
「あ」
「どうしたの?」
「君のお父さんとお母さんに挨拶する?」
「……え!?」
「冗談だよ」
「……もう!」

彼はもう1回、私の唇を塞ぎ
舌で唇を舐めてから走っていった。

その後ろ姿を見ながら
私はもう少し早くもう1度彼と繋がりたくて
言葉をスマホで送った。