「どうして、俺たち
付き合っちゃいけないいけないの?」
やっぱり。
そうだよね。
気になるよね。
「それは……」
何を言えば良いんだろう。
どうすれば
この人をこれ以上
傷付けずに済むのだろう。
「俺が、羽奏を傷つけた?」
「……違う」
小さな嘘だった。
真実を知ってしまった日
本当は話したかった
声を聞きたかった。
でも刀馬くんの
あの日の気持ちも
きっと私なら
分かってしまう。
とてもとても
傷ついた……んだと、思う。
とても大好きな父親が
自分の生物学上の父親じゃ
なかったと知ったから。
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