今日が、最後と決めていた。
別れを告げなくてはいけない。
私と彼は決して、結ばれてはいけなかった。
神が、それを許さないと、私は知ってしまった。


「やめて……!」
「だめだ、俺から離れるなんて、許さない」


彼はいつものように私の足を開き、彼の分身を入れる。

「あっ……!」
「好きだ、羽奏……!」


彼に与えられる絶頂をこらえながら、私は時を待つしかなかった。
彼が唯一油断をする時間を。
全てを私の中に吐き出した、その後を……。