Side悠木
……凪波さん。聴こえるかい?
君の脳の手術は終わったよ。
これで、君の生命の維持は保障された。
……まだ、私の声は聞こえないようだね。
君は今、夢の中にいるのかな。
どうだい?幸せだろう?
そういう風に、私が造ってあげたんだから。
そうだ。
せっかくだから、君の大切だった人たちのことを少し話してあげようか。
少々刺激的な話になるから、君が夢から覚めるきっかけになるかもしれないね。
ならないかもしれないが、退屈凌ぎに付き合っておくれ。
私はこれからまた、長い時間待ち望まなくてはいけないのだから。
雪穂が目覚めるまでの時間を……ね。
……凪波さん。聴こえるかい?
君の脳の手術は終わったよ。
これで、君の生命の維持は保障された。
……まだ、私の声は聞こえないようだね。
君は今、夢の中にいるのかな。
どうだい?幸せだろう?
そういう風に、私が造ってあげたんだから。
そうだ。
せっかくだから、君の大切だった人たちのことを少し話してあげようか。
少々刺激的な話になるから、君が夢から覚めるきっかけになるかもしれないね。
ならないかもしれないが、退屈凌ぎに付き合っておくれ。
私はこれからまた、長い時間待ち望まなくてはいけないのだから。
雪穂が目覚めるまでの時間を……ね。



