Side朔夜
どういうことだ!?
どうして、あいつらじゃなくて、凪波がこんな攻撃を受けないといけないんだ!?
僕は、配信そのものは切らないままTwitterの動向を追いかけ始めていた。
僕の姿は写したままだから、そんな僕の様子を見た視聴者が好き勝手にコメントを残していくが、今の僕にはそんなことに構っている心の余裕がなかった。
僕の予想であれば、宮川のりえへの攻撃は当たり前だが、もう一人の名前くらいは出てくると思っていた。
それなのに、どうして……?
凪波のことばかりが、次々と暴露され始めてしまっていた。
男に体を売った。
一路朔夜と寝た。
ブスすぎて笑えない。
声優としても三流以下。
そんなコメントだけならいざ知らず、凪波の裸の写真までが出回り始めた時には気が狂いそうになりそうだった。
僕以外の男の上で腰を振る凪波。
僕以外の男に喘がされた凪波。
合成だと信じたかったが、僕しか知らないはずの凪波の体のほくろの位置まで一致してしまっている。
さらに、そんな凪波の艶かしい裸体が、視覚情報として世界中に発信されている。
それらの事実全てが、僕には受け入れ難く、許せないものとなっていた。
凪波のこんな姿を、世界中の男になんて見られたくない……!!
全部僕だけのものなんだ!!
「うあああああああああ!!!!」
本当なら、僕はもっとここで冷静でいなくてはいけなかったのに。
分かっていたのに。
気がつけば、僕はカメラの前で叫んでしまっていた。
その叫びは、一体僕のどこから来ているのか、僕自身がもう分からなくなっていた。
一体どれくらい叫んだのか。
何を叫んだのか。
僕の頭が朦朧とし始めた時、1つのコメントがライブ配信の方に流れた。
そこに書かれていたのは
「私は、畑野さんとかつて同じ養成所に通ってました。私はその声の人を知っているかもしれません」
という内容。
これは、僕が最も求めていた情報の1つだった。
どういうことだ!?
どうして、あいつらじゃなくて、凪波がこんな攻撃を受けないといけないんだ!?
僕は、配信そのものは切らないままTwitterの動向を追いかけ始めていた。
僕の姿は写したままだから、そんな僕の様子を見た視聴者が好き勝手にコメントを残していくが、今の僕にはそんなことに構っている心の余裕がなかった。
僕の予想であれば、宮川のりえへの攻撃は当たり前だが、もう一人の名前くらいは出てくると思っていた。
それなのに、どうして……?
凪波のことばかりが、次々と暴露され始めてしまっていた。
男に体を売った。
一路朔夜と寝た。
ブスすぎて笑えない。
声優としても三流以下。
そんなコメントだけならいざ知らず、凪波の裸の写真までが出回り始めた時には気が狂いそうになりそうだった。
僕以外の男の上で腰を振る凪波。
僕以外の男に喘がされた凪波。
合成だと信じたかったが、僕しか知らないはずの凪波の体のほくろの位置まで一致してしまっている。
さらに、そんな凪波の艶かしい裸体が、視覚情報として世界中に発信されている。
それらの事実全てが、僕には受け入れ難く、許せないものとなっていた。
凪波のこんな姿を、世界中の男になんて見られたくない……!!
全部僕だけのものなんだ!!
「うあああああああああ!!!!」
本当なら、僕はもっとここで冷静でいなくてはいけなかったのに。
分かっていたのに。
気がつけば、僕はカメラの前で叫んでしまっていた。
その叫びは、一体僕のどこから来ているのか、僕自身がもう分からなくなっていた。
一体どれくらい叫んだのか。
何を叫んだのか。
僕の頭が朦朧とし始めた時、1つのコメントがライブ配信の方に流れた。
そこに書かれていたのは
「私は、畑野さんとかつて同じ養成所に通ってました。私はその声の人を知っているかもしれません」
という内容。
これは、僕が最も求めていた情報の1つだった。



