Side???

くくく。
ようやく、時がきた。
この日のために、私は人生全てを捧げた。
能力も家柄も、身体も……。
彼女が私を拒否した理由全ては、彼女を再び手にするための道具として実に良く、働いてくれた。

……もう終わりだ。
虚しく過ぎ去る時などに、決して意味はない。

彼女を奪おうとした神など、私にはいらない。
私こそが、新たな神なのだ。
神とは、創造しなくてはならない。
新たな世界を。
今日は、まさにその第一歩となるに相応しい門出。

もう少しで、全てが終わり、そして始まるのだ。
それまで、大人しくしていてくれよ……。