
- 作品番号
- 1581311
- 最終更新
- 2019/11/30
- 総文字数
- 26,437
- ページ数
- 11ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 13
- ランクイン履歴
-
総合6位(2019/12/05)
青春・恋愛32位(2021/05/27)
一人でどこか遠くへ行きたくなった。
ちょっと散歩に行ってくるくらいの軽い感覚で、新幹線で二時間近くかかる場所に、各駅停車にでも乗って出かけてやろうかと思った。
別に、あそこへ行くつもりなんて毛頭なかったんだ。
この時点で、私は彼に導かれていたのかもしれない────。
START▶︎2019.11.20.
FINISH▶︎2019.11.29.
ちょっと散歩に行ってくるくらいの軽い感覚で、新幹線で二時間近くかかる場所に、各駅停車にでも乗って出かけてやろうかと思った。
別に、あそこへ行くつもりなんて毛頭なかったんだ。
この時点で、私は彼に導かれていたのかもしれない────。
START▶︎2019.11.20.
FINISH▶︎2019.11.29.
- あらすじ
- 主人公・舞は、四月から高校三年生になる女の子。
しかし、将来の夢が無く、もうすぐやってくる受験に不安を抱え、現実逃避として気の向くままに出かけることを決意。
そうして行き着いた先は「標山」という頂上に神社がある山だった。
ところが途中で迷子(神隠し)になってしまい…!?
ちょっぴり変わった「彼」との出会いが、悩みを持つ全ての人の道標となりますように────。
この作品のレビュー
投稿者:寿すばるさん
テーマは重い、でも読んでいると笑いが!
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主人公の悩みだったり、命についてだったり、ベースはすごくダークで重い。
けど文章のセンスがそれを苦しく感じさせず、ところどころ笑いのツボを突いてきたり。
ネーミングセンスも最高で、白狐や神様の名前が素敵すぎます。
ノリが軽いのかというとそうではなく、真面目な文章でテーマに正面から向き合っているのがとてもよくわかります。
その重さと軽さのバランスが絶妙で、一気に読んでしまいました!
何度も読み返したくなる、心がふわっとほぐれる、笑いと癒しの物語です。
冬休みにぜひ、読んで欲しい作品です。
2019/12/25 13:47
投稿者:奏みくみさん
爽やかな読後感
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受験生なら誰でも一度は持つだろう、将来への不安や迷い。
それに押しつぶされそうになった主人公が、神隠しにあい現実から離れた世界へ迷い込んでしまう。
神隠しにあうまでの主人公の心理描写が繊細に描かれていて、リアリティーと共感からスッと物語に引き込まれます。
印象深いのは『風鈴』の存在。ストーリーに深く関わってくる風鈴が、様々な形で読者の心に響いてきます。
特にラストでの使われ方には、感動致しました。素晴らしい表現力だと思います。
爽やかな読後感で、元気を貰える作品でした。
素敵な物語をありがとうございます。
2019/12/21 15:52
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