主人公・舞は、四月から高校三年生になる女の子。
しかし将来の夢が無く、もうすぐやってくる受験に不安を抱え、現実逃避として気の向くままに出かけることを決意。
そうして行き着いた先は「標山」という、頂上に神社がある山だった。
ところが途中で迷子(神隠し)にあってしまう。
そこで出会ったのは、喋る狐たちと、超絶イケメンなのに子供っぽい神様。
ところが、神様には一つだけ欠点があり、その欠点を埋めるべく、商店街へ向かう一行。
商店街のあやかしたちや、ちょっとした事件、ある人との出会いで、神様の役目(道標の神様)や本当の思いなどを知る舞。
次第に神様に惹かれていくも、自分自身の気持ちに蓋をし続けていた。
そして迫る別れの時。ついに舞は神様に思いを打ち明ける。

その数年後、舞は再び標山を訪れた。
神様たちが見えない世界で、頑張っていることやその先進む道について語る。

かっこかわいい神様が、何かに悩んでいる人の心の支えになれるようなお話です。