「いつから俺ら友達になったんだよ。昨日の今日で友達は無理あるぞ」
「お前、わかってんの?俺が間に入らなかったら怒られて、学校に連絡されて、また怒られてたかもしれないんだぞ?」


天形は顔を背けるけど、耳が赤くなっている。
悪いことをしているつもりはないけど怒られて、そのあとに自分の行動を必要以上に後悔するらしい。


「必要なのは教師からちゃんと信頼を得とくことだからなー」


どれだけメンタルが弱いんだと思いながら、その天形を写真に収める。
シャッター音は消せなくて、カメラ越しに天形がこっちを睨んでいることがわかる。


「何、した?」
「ひなたに天形が来たって教えてやろうと思って。どうせひなたに会いに来たんだろ?」


俺はそう言いながら、今撮った写真をひなたに送る。
何も言い返してこないということは、図星だったのだろう。


「……ひなたに避けられてんの?」


いくらひなたでも、天形をここで待たせるようなことはしないと思う。


「話があるってメールしても返ってこなかった」
「それを避けられてるって言うんだよ」


天形は見るからに落ち込んだ。
不良やめたらいい感じにモテるんじゃないかっていうレベル。


「ああ、そうだ。俺とひなた、もう恋人同士じゃないから」
「……は?」