自殺希望者を増やす、だと……?
ふざけるな。
人の命をなんだと思っているんだ。
そんな簡単に奪っていいものではない。
「んー……やっぱり会いますか、村田さん」
その声はどこか楽しそうに聞こえた。
「一方的に話しても伝わらないですし。なにより、僕の話を聞いて怒ってる……いえ、これはやめておきましょう。で、どうですか?」
……狂ってやがる。
怒りと、なんとも言えない恐怖とで、混乱する。
『会いましょう』
「よし。では、村田さんが場所、時間を指定してください」
そう言われて、明日の夕方、近くの人気のない場所を指定した。
「あー、ここですね。了解です。では、また明日」
そうして主は配信を終了した。
気が狂いそうだ。
正直、主の考え全てを反対していたわけではない。
わからないこともなかった。
だが、それはブログに書いてあることだけだ。
自殺する人を増やそうとするあたりは全く持って賛成できない。
主の問題視することの解決法。
もっといい方法があるはずだ。
だが、どれも主のたどり着く答えには敵わない。
「くそ……考えたこともなかった……」
一晩中そのことに悩まされ、俺はよく眠れなかった。
ふざけるな。
人の命をなんだと思っているんだ。
そんな簡単に奪っていいものではない。
「んー……やっぱり会いますか、村田さん」
その声はどこか楽しそうに聞こえた。
「一方的に話しても伝わらないですし。なにより、僕の話を聞いて怒ってる……いえ、これはやめておきましょう。で、どうですか?」
……狂ってやがる。
怒りと、なんとも言えない恐怖とで、混乱する。
『会いましょう』
「よし。では、村田さんが場所、時間を指定してください」
そう言われて、明日の夕方、近くの人気のない場所を指定した。
「あー、ここですね。了解です。では、また明日」
そうして主は配信を終了した。
気が狂いそうだ。
正直、主の考え全てを反対していたわけではない。
わからないこともなかった。
だが、それはブログに書いてあることだけだ。
自殺する人を増やそうとするあたりは全く持って賛成できない。
主の問題視することの解決法。
もっといい方法があるはずだ。
だが、どれも主のたどり着く答えには敵わない。
「くそ……考えたこともなかった……」
一晩中そのことに悩まされ、俺はよく眠れなかった。