次の日、幸か不幸か、風邪を引いて熱を出した私は、学校を休み、一日中ベッドの上で布団にくるまって過ごした。
 
ナナちゃん達や大橋くんから、“大丈夫?”という内容のラインやメールがきた。
ナナちゃん達には返信したけれど、大橋くんへのメールには返さなかった。
 
大橋くんは、なんで返信がこないか不思議がっているのだろう。
そのあともう一度メールがきたけれど、それでも私は返さなかった。