「あ、そ」
ウソツキさんはすぐに無表情に戻り、パッと手を離す。
「ウソツキさん?」
「はーい、座りましょ」
ウソツキさんはそのまま体を離し、指定席にドカッと座った。
そして、足を組んで肘かけに頬杖をつき、
「報告どうぞ」
と、ふてぶてしい態度ながらも、隣のスペースにおいでおいでと手招きをする。
「はい」
私は座って、今日の出来事を報告した。
ウソツキさんは、黙って話を聞いてくれた。
何も言わないけれど、穏やかな目から私の頑張りを認めてくれているっていうのが伝わってきて、終始ホクホクした気持ちで話した。
話し終わったら、もう一度、ひと言「えらかったね」と言ってくれて、チョコレートをひと粒くれた。
今日のチョコは、また一段と甘くておいしく感じた。
ウソツキさんはすぐに無表情に戻り、パッと手を離す。
「ウソツキさん?」
「はーい、座りましょ」
ウソツキさんはそのまま体を離し、指定席にドカッと座った。
そして、足を組んで肘かけに頬杖をつき、
「報告どうぞ」
と、ふてぶてしい態度ながらも、隣のスペースにおいでおいでと手招きをする。
「はい」
私は座って、今日の出来事を報告した。
ウソツキさんは、黙って話を聞いてくれた。
何も言わないけれど、穏やかな目から私の頑張りを認めてくれているっていうのが伝わってきて、終始ホクホクした気持ちで話した。
話し終わったら、もう一度、ひと言「えらかったね」と言ってくれて、チョコレートをひと粒くれた。
今日のチョコは、また一段と甘くておいしく感じた。