思いもよらない蓮司の言葉に、つい動揺してしまった。
だけど、一瞬胸に湧いた期待をすぐに振り払う。
そんなわけない。
だって、もし何万分の一の確率でもそんなことがあるのだとしたら、先輩のことだから私にその気持ちを説明してくれるはずだ。
何も言わずに私を遠ざけるようなこと……敢えて私を傷付けるようなことを、先輩がするはずがないから。
「それに、ほら、これ……」
けれど、困惑する私とは裏腹に、確信めいた思いでいるらしい蓮司は惑うことなく言葉を続けた。
言いながら、取り出された携帯電話。
蓮司は慣れた手付きで画面をタップし、久しぶりに目にする─── Twitterを開くと、あるページを表示して私へ手渡した。