「…………え?」



学校に着いてすぐ、中学に上がって出来たばかりの友達のところへ行って「おはよう」と声を掛けると、思いがけない言葉が返ってきた。



「……あのさ。悪いけど、もう話しかけないでくれる?」



友達の一人にそう言い放たれて、思わず言葉に詰まって唇を引き結べば、私を見る彼女たちの目が軽蔑に染まっていることに気がついた。



「あ、あの……な、んで……」


「なんで?聞く、そんな当たり前のこと?」


「あ、当たり前……?」


「はぁ?当たり前でしょ!人殺しの子供なんかと仲良くしてたら、うちらが周りから変な目で見られちゃうじゃん!!」