「えー、蓮司の知り合い?超カッコよくない?」
「……え。っていうか、相馬さんじゃん!!私の友達が、前に超カッコイイ人と遊んだことあるって言ってて写真見せて貰ったことあるもんー!」
「嘘!マジで!?あの人が相馬さん!?」
「……っ、」
蓮司の後ろ、3人の女の子たちが樹生先輩に気がついたのか、途端に目を輝かせながら、そんなことを言う。
“ 遊んだことがある ”
─── 胸が、押し潰されそうだ。
俯いて、必死に唇を噛んで涙を堪えれば、怒りを顕にした蓮司の、盛大な舌打ちが耳に届いた。
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