2017年8月発売のスターツ出版文庫
交わした言葉も、残した文字も…ごめんね。全部、嘘なんだ。
交換ウソ日記
イラストレーター:とろっち
- あらすじ
- 好きだ――。高2の希美は、移動教室の机の中で、ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。送り主は、学校で人気の瀬戸山くんだった。同学年だけどクラスも違うふたり。希美は彼を知っているが、彼が希美のことを知っている可能性は限りなく低いはずだ。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れた希美。その日から、ふたりの交換日記が始まるが、事態は思いもよらぬ展開を辿っていって…。予想外の結末は圧巻!感動の涙が止まらない!
- 著者コメント
- この度、交換ウソ日記を、前回の文庫から3年の時を経て、再び(大幅に加筆修正を加えて)文庫化していただけることになりました。ありがとうございます。この作品を通してまた誰かに出会える機会をいただけたことをとてもうれしく思っています。
記憶の中のきみは、いつも優しかった――。
茜色の記憶
イラストレーター:浅見なつ from 三月のパンタシア
- あらすじ
- 海辺の街に住む、17歳のくるみは幼馴染の凪に恋している。ある日宛先不明の手紙が届いたことをきっかけに、凪には手紙に宿る“記憶を読む”特殊能力があると知る。しかしその能力には、他人の記憶を読むたびに凪自身の大切な記憶を失うという代償があった―。くるみは凪の記憶を取り戻してあげたいと願うが、そのためには凪の中にあるくるみの記憶を消さなければならなかった…。記憶が繋ぐ、強い絆と愛に涙する感動作!
- 著者コメント
- 三月のパンタシアのノベリスト・みのりです。『茜色の記憶』がスターツ出版文庫から出版させていただくこと、とても嬉しく思います。本当にありがとうございます。この物語は、ひと夏の間に少女が恋をして、愛することを知るまでの物語です。楽曲『リマインドカラー~茜色の記憶~』とあわせて、ぜひ一緒に世界観を楽しんでください。
苦しい恋ほど、止められないのはなぜだろう。
私の好きなひと
[原題]Calling -true name-
イラストレーター:ハルカゼ
- あらすじ
- 彼はどこまでも優しく、危うい人―。大学1年のみずほは、とらえどころのない不思議な雰囲気をまとう『B先輩』に出会う。目を引く存在でありながら、彼の本名を知る者はいない。みずほは、彼に初めての恋を教わっていく。しかし、みずほが知っている彼の顔は、ほんの一部でしかなかった。ラスト、明らかになる彼が背負う驚くべき秘密とは…。初めて知った好きなひとの温もり、痛み、もどかしさ―すべてが鮮烈に心に残る、特別な恋愛小説。
- 著者コメント
- はじめまして、西ナナヲです。『Calling -true name-』が『私の好きなひと』にタイトルを改め、スタ文として生まれ変わることになりました。ここまで応援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。大学の新入生みずほと、ちょっとミステリアスな先輩、B。ふたりの出会いの物語がみなさまの心に少しでも響いたら嬉しいです。