「引いてない」
陽人があたしをまっすぐ見たまま言った。
「それよりも、オレには何が出来るんだろうって思う」
「陽人・・・」
「澪の病気のこと、澪と一緒に考えたい」
涙が出てきた。
あたし、不安だった。
陽人が離れちゃうんじゃないかって、
こんな病気になってどうすればいいのかって、
すごく怖い。
でも、陽人がそばにいる。
あたしは大丈夫って陽人の目が言ってる。
陽人がいてくれるなら・・・頑張ろうと思う。
頭はまだパニックだけど、
陽人の目に嘘はないから・・・
あたしは大丈夫。
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