朝ごはんの時間。


真由と秋くんが興味津々でこっちを見てくる。


あたしはお腹の下がなんだか痛くてそれどころじゃない。


「なんだよ」


陽人がご飯を食べながら言った。


「どうだった?」


秋くんの言葉に、2人でご飯をブって吹き出しそうになる。


「なにがだよ!」


陽人・・・ムキになるのやめよう・・・バレる・・・。


「ふーん、へー、そうかぁ」


ほらほら秋くんの目がキラキラしてるよ。


「澪、まだ痛いんじゃねーの?」


ケタケタ笑いながら聞いてくる。


「痛くない!」


本当はお腹痛いけど。


「ま、今日は自由行動だし、のんびりしようよ」


真由が嬉しそうに(楽しそう?)に言った。


陽人と目が合う。


昨日のことが思い出されて、顔が赤くなっちゃう・・・。


「照れるなよ」


小声で言って頭をポンってされた。