混乱する頭を一生懸命整理しながら喋る。
「え?え?真由って秋くんのこと好きだったの?」
「そうだよ!言わなくても澪ならわかってくれてると思ってたよ!」
確かに真由と秋くんってすごく仲よしではあるけど・・・。
好きだとは思わなかった。
真由はいつも男っぽくて、陽人にも秋くんにもそんな態度だったから。
「それで?秋くんはなんて?」
「怖くて答え聞けなかった!!電話すぐ切っちゃった!」
ケータイから告白したんだ。
ってより、2人はケータイでも喋る仲だったんだ。
あたし陽人と連絡取ったことないや・・・。
「どーしよう!!澪どうしたらいいと思う?」
真由の必死な顔初めて見た。
いつも余裕ある感じだったから。
「うーん・・・。どうしようか?」
恋愛経験ゼロのあたしに聞かれても・・・。
でも親友のためだ、一生懸命考えてみよう!
「秋くんにやっぱり聞くしかないような・・・」
いくら考えても、秋くんの答え聞くしかないと思う。
「気まずくなったらどうしよう!!」
多分、秋くんなら大丈夫だと思うけど・・・。
ちょっと抜けてる感じするし。
しっかり者の真由とおっとりした秋くん。
お似合いだと思うな・・・。