「可愛いパジャマだな」


あたしのパジャマを見て陽人がニッコリ笑う。


あくまでパジャマを褒めてくれただけだけど。


「澪、こっちきて」


「え・・・?」


心臓が・・・もたないよぉ・・・!


そっと陽人のベッドの前まで行った。


「ここ座って」


ベッドをポンポンとされる。


まさか・・・


まさか・・・


ベッドの端に座ると、


「澪・・・」


陽人がささやくように言った。


ドキドキが・・・!


どんな顔すればいいの!?


とりあえずギュって目を閉じた。


その瞬間、足元にポンって何かが乗った感触がする。


ん・・・?


目をつぶりながらサワサワと触る。


なんだろ、これ?


なんか固いし、四角い・・・。