「澪もとうとう・・・」
「もー!やめてよ!」
真由と修学旅行の買い出し中。
今はパジャマを探してる。
真由はさっきからこればっかり言っている。
「何でよ。イヤなの?」
「イヤとかそういう問題じゃないよ!」
「じゃぁ何がダメなの?」
あたしの顔も見ないでパジャマを物色してる。
何がって・・・。
あたしもパジャマに視線を戻した。
「最初はそりゃ怖いよ?ドキドキも半端ないよ?」
パジャマを広げては戻す真由。
「痛いし」
う・・・!!
やっぱりそうなんだ。
「でもね、よかったなぁって思うよ。絶対」
真由はニッコリ笑うけど・・・。
あたしは怖いし、恥ずかしいし、痛いのもイヤだし・・・。
それに・・・真由みたいに胸大きくないし。
陽人があたしに触りたいって思うかもわかんないじゃん。
不安がいっぱいだよ・・・。