「ええええ!?」


応援席に戻ると、真由がビックリしてる。


その声に周りもざわつく。


「・・・あの・・・うん。こんな感じで・・・」


は、恥ずかしい・・・!


「よかったじゃん!澪ー」


真由が抱きついてきた。


涙目になってる。


ずっと心配してくれてたもんね。


秋くんはニヤって笑ってる。


「何ニヤニヤしてんだよ」


陽人がそんな秋くんに向かってぶっきらぼうに言った。


「べーつにぃ。よかったねって思っただけ」


「うるせーよ!」


秋くんの頭をペシって叩いてる。


2人共、実はすごく心配してくれたんでしょ?


素直にならないあたし達を。


その気持ちがすっごく嬉しい。


ありがとう・・・。


そんな気持ちでいっぱいになる。