「澪・・・?」


そっとカーテンが開かれる。


多分、あたしの顔は真っ赤だし涙でグチャグチャだし、ものすごくブサイク。


「・・・あたしでいいの?」


陽人がクスって笑った。


「澪がいいんだよ」


「また・・・病気でイライラぶつけちゃうかもしれないよ?」


「今度は大丈夫」


「好きでいていいの・・・?」


ギュって抱きしめられる。


陽人の心臓の音・・・。


ちょっとドキドキしてる・・・。


「もう、絶対離さないから」


「うん」


「ずっとごめんな。澪の気持ちに気づかないフリして」


「ううん」


「今度はもう逃げない」


陽人のTシャツを掴んだ。


顔を見ると、陽人がちょっとだけ笑って・・・


それからあたしにキスをした。