いつだったか忘れたけど、多分付き添いが出来る様になってからだとは思うけど、一番下の叔母と大喧嘩をした。


何を言われたのか忘れたけど、あたしは切れた。


「お見舞いに来て『2時間もいる』とか言ってさっさと帰る人に何も言われたくない。お母さんの治療方法に不満があるなら朝から晩までいてみなさいよ!弱っていくお母さんを毎日見てみなさいよ!!何も知らないくせに、あたし達がどんな思いでいるのかもわからないくせに、手を差し伸べてもくれないくせに口だけ偉そうに出さないで!!お母さんに、あたし達にあんたらは何かしてくれたの?偉そうに言うな!!」


それを言ったら叔母は「自分も付き添いに入る」と後日言ってきた。


わかりやすいくらい白々しいとあたし達は思ったけど、付き添いの過酷さで受け入れた。

でも叔母が付き添いに入る事はなかった。予定の日に間に合わなかったから。


母のすぐ下の妹にはまだ仕事を放り投げる前に嫌味を言われた。


「娘がいるのにちっとも顔を出さないなんて冷たいよね」


あたしが仕事を辞めようと思ったキッカケになった。


あたしだって毎日行きたいけど仕事があるから行けなかった。

好きで毎日顔を出せないワケではない。


「娘ってもっと熱心に母親を見るものだと思うのに。そんな娘や息子しと毎日来てる○○さん(父)しか同意書にサイン出来ないなんておかしいと思う」


叔母は自分だって妹だから家族なんだと主張した。


違う。母はお嫁に来て夫と子供がいるからもう家族ではない。妹はサインなんか出来ないのをわかっていなかった。