200枚のCDを4人で手分けしてコピーしながらビールを飲む。


何だかデンバーにいた時みたいであたしはワクワクしていた。


「このCD聴いてさ、レコード会社から声かかったらどうするよ」


都築の言葉に鈴木と2人ではしゃいでしまう。


「えー、どうしよう!でも事務所は選びたいよね?アットホームな事務所がいいなぁ」


「僕はやっぱりメジャーな所に興味があるかも」


「お、デブ。珍しく気が合うな!」


「オレはインディーズのレーベルがいいかな」


アサヒもいつもより楽しそう。


「ツアーはさ、最初対バンでやって後半はワンマンのZEPP!やっぱりラストは札幌がいいよな?オレらの地元だし」


都築の言葉に頷くあたし達。


「やっぱりライブいっぱいしたいよね」


「アルバムも出したいし!」


夢がどんどん膨らむ。