へたりこんだままの私は、急に今の今までの状況に恥ずかしさ全開になり、バッと立ち上がって急いで椅子に座った。
あ……。
なんか。
もしかして。
告白しちゃったような感じになっちゃったかも……。
また、独りでに顔が紅潮する。
パラリ……。
終始無言の早瀬君。
何かリアクションくれないと、私、いたたまれないよ。
顔は動かさずにチラチラ早瀬君を横目で見る。
見事なまでにポーカーフェイスな横顔。
早瀬君はホント分からない。
近付いたかと思えば、壁を作り。
壁を作ったかと思えば、するりと前触れも無く間近に来て。