「キラキラした人って、なんか、自分中心で世の中回ってるって勘違いしてて」
「ふーん……。
でもそれ、一概に悪いことって言える?
そう思えることって、時として素敵なことじゃない?」
「変なこと言うんだね、早瀬君」
「そうかな?
俺には楠原がそういう人達に憧れてるみたいに聞こえる」
「……」
そんなことひとつも言ってない。
私はちょっとムッとした。
「違うし。
みんな自己中ばっかりだし。
なんか、クラスの女子とか大きな声でバカ笑いしたり、恥ずかしげもなく彼氏との進展報告したりして。
ガキくさい。
大人げない」