「楠原さん、こっちで一緒に食べようよ」
「そうだよ。
1人とか寂しーよ。
ほら、こっち来て来て」
「あ……。
ありがと……」
ギギギ、と机をくっつける。
昼御飯の時間。
女の子2人が、1人で弁当を食べる私を見かねて輪に入れようと誘ってくれた。
「でね、タバちゃんがねその時……。
あ、タバちゃんていうのはうちらの中学校の時の友達で、今S高行ってて……」
一生懸命に私を会話に入れようとしてくれる2人。
1年の時も、入学してすぐにこんなことがあった。
でも、ごめんだけど。
そんな話全然興味ない。
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