同じじゃない。
一緒じゃない。


何度でも何度でも、新しい今日を過ごすんだ。それが出来るんだ。



二度と来ない今日を、毎日毎回過ごすよ。今日は今日しかないから。


精一杯、出来る限りで。
何度でも。




何度でも、笑うよ。

泣きながら、最後まで――…





ふと、涙が一瞬止まり、丁度一緒のタイミングで、雨が止まった。

雲がすき間を見せて、太陽の光がまるで地を照らすように、私の涙を乾かすかのように差し込む。



その空に目を奪われするっと手から傘が落ちて、ばさっという音を響かせる。



私の足下には、大きな水たまりが落ちていて、そこには空のすき間だけが映し出されていた。



真っ青な空が。

修弥のような、そんな空だけが切り取られたように足下に落ちている。