「去年、付き合って一年目の日を俺が、忘れてて…
その後で気づいて俺、実結に謝っただろ。実結は呆れたのか期待してなかったのかどうでもいいのか、そんな感じだったけど。
来年は、ちゃんとするって約束したから」
――そんなの、覚えてないよ。
――そんなの、私知らないよ。
何も掛ける言葉が見当たらない。
もうすぐ二年を迎える私たち。
そのために、私のために、秘密にしてバイトしてたの?
私、そんなの全然、知らなかったのに。
どうせ修弥のことだから、忘れてるんだろうって、そう思ってたのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…