他の女の子と仲よくしないでと、何度飲み込んだだろう。

あの日、あのこと一緒にいるときに事故にあった修弥の傍にいなかった自分。あの女の子が一番近くにいたことに、修弥が事故にあったことよりもショックを受けるなんて



――…最低じゃない。


『あのこの彼女?』


その子じゃない。
修弥の彼女は私。

いつでも傍にいたいのに、どうしたらいいのか分からない。傍にいていいのか分からない。




離れていくくらいなら自分から離れたい。

だけど離れて他の女の子の傍にいるのなら





すがりついていたい。


ねえ修弥。昨日はなんであんな悲しそうな顔をしたの?

少し、期待しても良いのかな。


だけどその答えを知ることができないんだよ。