「ルウコ・・・」


手紙を読んでボクの目からは涙がこぼれた。

涙が止まる事が永遠にないかもしれない。そう思った。




ボク達の始まりは下駄箱の奇妙な手紙。


送り主は学校一のモテ女『柏木 流湖』。


そんなルウコとボクのちょっと変わった文通。


メール時代、携帯がPC化してきている時代に逆らったような文通。


でも、手紙を通して大事な事がいっぱいわかったと思う。


周りから見れば今時古臭いなんて思われるかもしれない。


でもボクらを繋いでいたのは確実に『手紙』だった。


そんなボクらの終わりのやっぱり手紙。





ボクはルウコの手紙を握り締めて涙が止まるのを待った。


『You are my life itself』


それは、ボクにとっても同じ気持ち。



ボク達は手紙がある限り繋がっていられる。



                    ~END~