ツナミが寝たのを確認して、ボクは冷蔵庫からビールを出した。
ポケットのタバコを出して灰皿を目の前の置く。
ルウコの命日の今日だけは、部屋でタバコを吸うのを許してもらおうかな。
ビールを飲んでからため息をついた。
そして深呼吸をして目の前にある白い封筒を手に取る。
ルウコが最後に書いた手紙。
ボクはルウコが死んだあの時から1年。この手紙を読む事が出来なかった。
ルウコがいなくなって悲しいけど、ツナミを育てるのに毎日が大変でようやく慣れてきた。
自分で育てると言いながらもどうしていいかわからずに、最初は結局、自分の親やルウコの親に手伝ってもらいながらようやく最近落ち着いてきた。
店をボクにほとんど譲ってからボクの父親は幼稚園にルウコのお迎えにいき、店に連れて帰ってくる。
店で時間を過ごしてボクとツナミは帰宅するといった毎日。
気がつけばあっという間の1年だった。
でも、ルウコの手紙を見れなかった。現実が時々波のように押し寄せてきてボクを絶望に追いやろうとする。
手紙を見ることは、それを実感すると思って怖かった。
でも1周忌の今日。手紙を読もうと前から決めていたから・・・。
ボクはそっと封筒から便箋を出した。
ポケットのタバコを出して灰皿を目の前の置く。
ルウコの命日の今日だけは、部屋でタバコを吸うのを許してもらおうかな。
ビールを飲んでからため息をついた。
そして深呼吸をして目の前にある白い封筒を手に取る。
ルウコが最後に書いた手紙。
ボクはルウコが死んだあの時から1年。この手紙を読む事が出来なかった。
ルウコがいなくなって悲しいけど、ツナミを育てるのに毎日が大変でようやく慣れてきた。
自分で育てると言いながらもどうしていいかわからずに、最初は結局、自分の親やルウコの親に手伝ってもらいながらようやく最近落ち着いてきた。
店をボクにほとんど譲ってからボクの父親は幼稚園にルウコのお迎えにいき、店に連れて帰ってくる。
店で時間を過ごしてボクとツナミは帰宅するといった毎日。
気がつけばあっという間の1年だった。
でも、ルウコの手紙を見れなかった。現実が時々波のように押し寄せてきてボクを絶望に追いやろうとする。
手紙を見ることは、それを実感すると思って怖かった。
でも1周忌の今日。手紙を読もうと前から決めていたから・・・。
ボクはそっと封筒から便箋を出した。