ルウコがそう簡単に死ぬはずがない。



それはボクだって17歳から5年以上ずーっと思ってきた。

でも、心のどこかでは正直怖かった。



ルウコが死んでしまったらボクはどうなるんだろう?

気が狂ってしまうんじゃないか、大丈夫なんだろうか?

ルウコがいなくなってしまった世界でボクはどうやって生きていく?



希望の裏には絶望は常にあって、そしてそれは恐怖すら感じるものだ。




・・・いや。


でも、ボクは強くならなきゃいけない。




だって結婚式で誓った。



『病める時も健やかなる時も生涯変わらぬ愛を誓いますか?』



ボクはどんな事が起ころうとルウコと幸せだって思える人生を歩む。


それが例え短い時間でも・・・。