やっと姉貴が部屋から出て行ってボクはため息をついた。



「やるなら静かにやれって・・・アホか、あの女」


ルウコはそれを聞いて笑っている。


「瑠璃さんって本当に面白いよね。ちょっと明日香っぽいかも」


「明日香?うーん・・・まぁ、ちょっと性格似てるかもな」


「うん。ソウちゃんの家族楽しくて大好き!また遊びに来てもいい?」


「そりゃいつでも来てくれていいけど」


「ソウちゃんパパが髪の毛切ってくれるって言ってたし、楽しみ」




ルウコが布団に入ろうとしているのを見てボクは言った。


「ルウコ、そこで寝るの?」


「え?」


「こっちで一緒に寝ればいいじゃん」


ボクはベッドの掛け布団を開けた。


「健全なお付き合いでしょ」


笑いながらルウコはベッドに入ってきた。


腕枕をして、くっついているとルウコが小声で言った。


「ソウちゃん、やる時は静かによ」


ボクは笑ってしまった。


「はいはい、静かにね。ルウコが静かにしてくれればいいんですけど」


「もう!そういう事言わないの!」


ボク達は今度こそキスをした。