サトは眠そうに顔を上げた。
「あたし、うらら。あ、転校生って言えばわかる?」
あたしの言葉に無言であたしをジロっと見た。
「王子・・・じゃないや、サトシくん。写真撮っていい?」
カメラを出してサトに向けた。
「・・・無理」
ボソっとサトは言った。
「何か人気あるみたいだね。頼まれちゃった」
サトは起き上がって横目であたしを見てる。
(ま、コレでもいいか)
あたしは何も許可なく写真を撮った。
「は?」
サトはビックリした顔をしている。
(ついでにコレも撮っちゃえ)
もう1度シャッターを押す。
「ありがと。じゃあ、また寝てください。おやすみー」
あたしはサトにニッコリ笑って手を振った。
サトはキョトンとした顔をしていた。
女の子みたいな顔、あたしはそう思った。
サトがあたしの「陽だまりの人」
そうなるのはちょっと先だけど、写真を撮ってしばらくして突然サトから電話がきた事がキッカケになった。
「あたし、うらら。あ、転校生って言えばわかる?」
あたしの言葉に無言であたしをジロっと見た。
「王子・・・じゃないや、サトシくん。写真撮っていい?」
カメラを出してサトに向けた。
「・・・無理」
ボソっとサトは言った。
「何か人気あるみたいだね。頼まれちゃった」
サトは起き上がって横目であたしを見てる。
(ま、コレでもいいか)
あたしは何も許可なく写真を撮った。
「は?」
サトはビックリした顔をしている。
(ついでにコレも撮っちゃえ)
もう1度シャッターを押す。
「ありがと。じゃあ、また寝てください。おやすみー」
あたしはサトにニッコリ笑って手を振った。
サトはキョトンとした顔をしていた。
女の子みたいな顔、あたしはそう思った。
サトがあたしの「陽だまりの人」
そうなるのはちょっと先だけど、写真を撮ってしばらくして突然サトから電話がきた事がキッカケになった。