3月。
あたしは無事志望校に合格した。ユキも。
そして今日は卒業式。
「うらら!写真撮ろう」
りっちゃんが声を掛けてきた。
あたしはうなずいてりっちゃんの所へ走った。
あたしはりっちゃんとだけ仲良くなった。
りっちゃんも同じだった。
中学生活は本当に辛かった。
でもヒロがいたから乗り越えられた。
ヒロは誰でも入れると噂の私立の男子校へ西と若葉と揃って進学する。
卒業してもいつでも会えるけど、あんな風にいつもいつもあたしを心配出来ないと思う・・・・、あ、ヒロなら変わらないかもしれない。
だってヒロはあたしの大事な『親友』だから。
この先、どんな事があってもあたしの親友はヒロだから。
大人になって再会した時、モリが言った。
「ヒロのイメージは雨なんだ」
15歳のあたしはそんな事まだ知らないけど、雨だとしたら、
優しい雨。空が暗くならないちょっと明るいくらいな優しい雨。
あたしは無事志望校に合格した。ユキも。
そして今日は卒業式。
「うらら!写真撮ろう」
りっちゃんが声を掛けてきた。
あたしはうなずいてりっちゃんの所へ走った。
あたしはりっちゃんとだけ仲良くなった。
りっちゃんも同じだった。
中学生活は本当に辛かった。
でもヒロがいたから乗り越えられた。
ヒロは誰でも入れると噂の私立の男子校へ西と若葉と揃って進学する。
卒業してもいつでも会えるけど、あんな風にいつもいつもあたしを心配出来ないと思う・・・・、あ、ヒロなら変わらないかもしれない。
だってヒロはあたしの大事な『親友』だから。
この先、どんな事があってもあたしの親友はヒロだから。
大人になって再会した時、モリが言った。
「ヒロのイメージは雨なんだ」
15歳のあたしはそんな事まだ知らないけど、雨だとしたら、
優しい雨。空が暗くならないちょっと明るいくらいな優しい雨。