花火も終わり、帰る時間になった。
男子が送っていってくれるという。
ヒロの視線が背中に刺さった感じがしたから、あたしはりっちゃんに
「ヒロに送ってもらいなよ」と言った。
りっちゃんは少し戸惑った顔した。
そりゃそうだ。ヒロとりっちゃんは今日までまともに話した事もないし、家も逆方向なんだから。
「ヒロ、りっちゃんの家の近くに用事あるみたいだよ。だからさ、いいじゃん」
あたしがさらに後押しすると、りっちゃんは可愛い笑顔で
「じゃぁ、ヒロくん。ごめんね、お願いします」
と言った。
「あぁ・・・、別にいいよ。どうせそっちに行く用事あるし」
と、面倒くさそうに答えているヒロにあたしは笑いをこらえるのに必死だった。
「あー、ヤス、お前さ・・・」
ヒロが言いかけた時に
「ヤスくん、私の事送ってよ」
割り込むように中心の女の子が言った。
あたしとヒロは目を合わせた。
ヒロは「知らない」とばかりに首をブンブン振っている。
「いいよ。オレは全然構わないから」
ヤスくんが爽やかに答えている。
(何だ・・・・、この子、ヤスくん狙いなのかな)
あたしが心の中でガッカリしていると
「おう、うらら、オレがお前を送ってやるよ」
若葉が得意気に言った。
「あ、そう?ありがと。」
あたしはやる気のない声で返事をした。
残りの女の子を西が送って行く事になって、「また花火やろうね」と解散。
帰る前にヒロがあたしのそばに来て
「サンキューな。今度協力するからさ。後、若葉には気をつけろよ」
と言った。
男子が送っていってくれるという。
ヒロの視線が背中に刺さった感じがしたから、あたしはりっちゃんに
「ヒロに送ってもらいなよ」と言った。
りっちゃんは少し戸惑った顔した。
そりゃそうだ。ヒロとりっちゃんは今日までまともに話した事もないし、家も逆方向なんだから。
「ヒロ、りっちゃんの家の近くに用事あるみたいだよ。だからさ、いいじゃん」
あたしがさらに後押しすると、りっちゃんは可愛い笑顔で
「じゃぁ、ヒロくん。ごめんね、お願いします」
と言った。
「あぁ・・・、別にいいよ。どうせそっちに行く用事あるし」
と、面倒くさそうに答えているヒロにあたしは笑いをこらえるのに必死だった。
「あー、ヤス、お前さ・・・」
ヒロが言いかけた時に
「ヤスくん、私の事送ってよ」
割り込むように中心の女の子が言った。
あたしとヒロは目を合わせた。
ヒロは「知らない」とばかりに首をブンブン振っている。
「いいよ。オレは全然構わないから」
ヤスくんが爽やかに答えている。
(何だ・・・・、この子、ヤスくん狙いなのかな)
あたしが心の中でガッカリしていると
「おう、うらら、オレがお前を送ってやるよ」
若葉が得意気に言った。
「あ、そう?ありがと。」
あたしはやる気のない声で返事をした。
残りの女の子を西が送って行く事になって、「また花火やろうね」と解散。
帰る前にヒロがあたしのそばに来て
「サンキューな。今度協力するからさ。後、若葉には気をつけろよ」
と言った。