高校1年生。初恋グミは優しい味でした。

BL

装間額/著
高校1年生。初恋グミは優しい味でした。
作品番号
1781062
最終更新
2026/05/02
総文字数
14,930
ページ数
5ページ
ステータス
未完結
いいね数
4
優征くんの、矛盾に葛藤して悩みながらも、人に優しくできるその強さが、好きだ。そして自分を犠牲にしてしまうその弱さも、好きだ。
高校1年生、僕は初めて恋を知った。


【生真面目執着系世話焼き攻め】飛田優征×【天然美形癒し系受け】日下葵

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「俺、自転車だから」

飛田くんの自転車には、子ども用の椅子が付いていた。シルバーの大人用自転車に、お姫様みたいなミルキーピンク色の子ども用の椅子。

「保育園児の妹の送り迎え用の椅子が付いてる。俺はもう大人だから送り迎えをしているんだ。……ダサいだろ。妹はまだ4歳だから」

飛田くんは言う。

「家族を大事にしてるんだ。偉いね」

「……似合わないって笑わねーのな」

言い淀むようだった。

「うん。なんで笑うの? 」

キョトン、とすると飛田くんはふいっと顔を背けた。

「後ろ乗れよ。 足痛いんだから。保育園行った後になるけど、送って行ってやるよ」


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「好きな人はいないよ。優征くんは? 」

僕は恥ずかしいことに初恋もまだで。好きとか、恋とか、よくわかっていない。みんなよくわかるよな、と思う。

「好きな人は、いる」

ブラックコーヒーでも飲んでいるみたいに、優征くんからは大人の香りがした。

恋ってどんな気持ちだろう――。


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※表紙自作。
あらすじ
ド田舎から東京の男子校へ転校した葵は、初対面なのに嫌われているらしい隣の席の優征とふたりで居残り掃除をすることに。仲良くなりたいと頑張って話しかけてみる葵だが、優征は掃除中も無愛想でぶっきらぼう。そんな中ケガをしてしまった葵を、優征が気にして送ってくれる。優征の自転車には、保育園児の妹の姫ピンク色の子ども用椅子が付いていて、送迎していると言う。優しい人なのかも? と優征のことが気になっていき……

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