心が読める私と秘密を知った彼

青春・恋愛

心が読める私と秘密を知った彼
作品番号
1780037
最終更新
2026/04/18
総文字数
1,800
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
 人は、何でもない顔をして嘘を吐く。
 心が聞こえる能力なんてなかったら、そんなこと知らなくて済んだのかな?
 物心つく頃から相手の心の声が聞こえた私は、この能力を隠し、本音を隠して生きてきた。
 だって、気持ち悪いもんね、私。
 こうして生きていくのだと覚悟していたはずのなのに、校舎の三階窓から見上げた夕陽があまりにも美しすぎて、私の心は吸い込まれていった。

[苦しい……。誰か……]

 そんな時に聞こえた、助けを呼ぶ心の声。
 すがるような苦しさを感じ取った私が駆け寄ると、そこに居たのは同じクラスの長谷川亮太くんだった。

「お前、人の心読んでるだろ?」
 全てを見通した目でそう告げられた私は秘密を守るために、長谷川くんに絶対服従することになってしまった。

 いつも机に突っ伏して居眠りしていて、気怠げで、口から出るのは尖った言葉ばかり。
 だけどその心からは負の感情が聞こえない、不思議な人だった。
あらすじ
 佐伯真子、高校二年生の十七歳。
 相手の心が聞こえる特殊能力を保持しており、周囲の本音に傷付く毎日を過ごしていた。
 能力と本音を隠していたが同じクラスの長谷川亮太に気付かれ、口止めの条件として絶対服従を命じられる。
 初めは仕方がなく行動を共にしていた真子だったが、亮太との関わりをキッカケに少しずつ嫌いな自分を変えていく。

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