【マンガシナリオ/五話まで】天狐と悪妻の愛語り 〜死に戻った私に愛を求めないでください〜

和風ファンタジー

【マンガシナリオ/五話まで】天狐と悪妻の愛語り 〜死に戻った私に愛を求めないでください〜
作品番号
1765889
最終更新
2025/12/04
総文字数
16,661
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
4


「君が俺と出会う前から、俺は君を恋しく想っていた」

 ──この愛は、優しい必然。


「君のような人を妻に求めていた。天都一と名高い悪女殿、どうか俺の伴侶になっておくれ」
「契約しましょう。でも私に愛は求めないでください」

 償いきれない罪を犯した。
 私はすべてを間違った。
 それを深く理解したのは、命が尽きた瞬間のこと。


「私は最低な人間よ。お姉様を虐げることで優越感に浸って、幸せになるのが許せないと本気で思っていたの。心が醜く歪んでいるのだわ」
「なら、醜く歪んだ君のすべてを愛そう」


 後悔と死の果てに
 自分の罪を理解した元悪女・風間 珠紀(かざま たまき)

 ×

 民から恐れられる妖怪島を統治する
 天狐の宿主・六道 縁(りくどう えにし)

 愛を諦めた一人と、愛したい唯一を見つけた一人の、和風恋愛譚。


こちらはマンガシナリオになります。
「第9回noicomiマンガシナリオ大賞」にエントリーしています。

あらすじ
妾腹の子である姉・華瑠を虐げ続けた珠紀は、ある時惨めな死を遂げる。
自分の醜悪さを深く理解して死んだ珠紀だが、時間が遡り十八歳の頃に戻っていた。
「二度目のすべては、お姉様にお譲りするわ」
罪を悔い改め、華瑠を陰ながら支えると誓う珠紀だが──。
「君のような悪妻がほしい」
現れたのは、ほのかな狂気を纏わせた麗しい天狐の宿主だった。
「伴侶の契りを交わしましょう。ですが私に愛は求めないでください」

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