
- 作品番号
- 1764640
- 最終更新
- 2025/11/26
- 総文字数
- 31,999
- ページ数
- 25ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 2
- ランクイン履歴
-
ヒューマンドラマ6位(2025/11/25)
駅前商店街のいちばん端
小さなパン屋「パ・ドゥ・シャ」
レジ横の座布団では、看板猫の小麦が
今日も丸くなって眠っている。
だけど、ふと目を覚ましたそのとき——
トレーの上にパンをひとつ、ぽとり。
それは偶然みたいな、贈りもの。
少しだけ心が疲れた人のもとへ、
猫の足取りのように落ちてゆく。
今日もパン屋「パ・ドゥ・シャ」には
小麦に選ばれた沢山のパンと
沢山の笑顔で溢れている。
小さなパン屋「パ・ドゥ・シャ」
レジ横の座布団では、看板猫の小麦が
今日も丸くなって眠っている。
だけど、ふと目を覚ましたそのとき——
トレーの上にパンをひとつ、ぽとり。
それは偶然みたいな、贈りもの。
少しだけ心が疲れた人のもとへ、
猫の足取りのように落ちてゆく。
今日もパン屋「パ・ドゥ・シャ」には
小麦に選ばれた沢山のパンと
沢山の笑顔で溢れている。
- あらすじ
- 商店街の小さなパン屋「パ・ドゥ・シャ」には、看板猫の小麦がいる。いつもはレジ横の座布団で丸くなっているけれど、稀にふらりと起き上がっては、お客さんのトレーにパンをぽとり。不思議とそのパンはちょっぴり元気をなくした人の心にぴたりと合う。失恋したOLも忙しい母親も、介護に疲れたおじいさんも。小麦に選ばれたパンをかじるうちに、少しだけ笑顔を取り戻すのだ。
誰かの明日をあたためる、パンと猫の物語。
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