
- 作品番号
- 1750260
- 最終更新
- 2025/04/23
- 総文字数
- 12,891
- ページ数
- 7ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 9
- ランクイン履歴
総合65位(2025/04/28)
青春・恋愛28位(2025/04/28)
青空の日に死にたい――そう考えていた高校生の寧々は、誰もいない放課後の教室で、クラスの人気者・優弥とばったり出会う。
寧々が死にたがっていることを知った優弥は「空が晴れたら一緒に死のう」と声をかけてくる。
よくわからないまま、雨や曇りの日を優弥と過ごすことになった寧々。
やがて寧々の心が、少しずつ変わりはじめる。
六日目、晴天の日に出かけたふたりは、お互いの本音を吐き出して……。
似たような悩みを抱えたふたりが、死と向き合いながら過ごす六日間の物語。
寧々が死にたがっていることを知った優弥は「空が晴れたら一緒に死のう」と声をかけてくる。
よくわからないまま、雨や曇りの日を優弥と過ごすことになった寧々。
やがて寧々の心が、少しずつ変わりはじめる。
六日目、晴天の日に出かけたふたりは、お互いの本音を吐き出して……。
似たような悩みを抱えたふたりが、死と向き合いながら過ごす六日間の物語。
この作品の感想ノート
水瀬さらさんの作品、読ませていただきました。
空が晴れたら死にましょう。一見物騒な言葉に思えるかもしれませんが、この作品を読み終えてた時、2人をこの世に引き留める特別な合言葉のようなものであった気がします。
どちらも母親という存在に縛られ、自分を犠牲にしてしまうという共通点があったからこそ、2人は互いの苦しみを理解し、互いを救えるような言動を取ることができたのかもしれません。
2人はきっと、この先も共に生きていき、目の覚めるような空の下で、笑顔で最後を迎えることでしょう。
ぐちゃぐちゃな感情だからこそ共感や心情の想像が出来、のめり込んで駆けるように読み進めてしまいました。
素敵な物語をありがとうございます。
葉名月 乃夜さん
2025/04/30 08:18