- 作品番号
- 1747528
- 最終更新
- 2025/03/27
- 総文字数
- 27,449
- ページ数
- 8ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 3
- ランクイン履歴
総合95位（2025/03/31）
青春・恋愛43位（2025/03/29）
3年ぶりに再会した幼馴染は、記憶障害を患っていました。
「誰かから告白されると、忘れちまうんだよ……その人のことを」
冷たくされたけど、でも嫌われたわけじゃなかった。
一緒にその原因を見つけて、病気が良くなればって、思ってた。
そうしたら今度こそ想いを伝えたいって、思ってた。
けれど、それは都合のいい妄想だった。
「私のこと、いっそ全部忘れちゃえばいいんだよ」
だから私は、告白をする。
大好きな人に、想いを伝える。
「遼くん、大好き。ありがとう……さよなら」
これは、大好きな君と離れる日までの、約束の物語だ。
「誰かから告白されると、忘れちまうんだよ……その人のことを」
冷たくされたけど、でも嫌われたわけじゃなかった。
一緒にその原因を見つけて、病気が良くなればって、思ってた。
そうしたら今度こそ想いを伝えたいって、思ってた。
けれど、それは都合のいい妄想だった。
「私のこと、いっそ全部忘れちゃえばいいんだよ」
だから私は、告白をする。
大好きな人に、想いを伝える。
「遼くん、大好き。ありがとう……さよなら」
これは、大好きな君と離れる日までの、約束の物語だ。
- あらすじ
- 高二に進級した日、菅浦彩月は中一の時に転校し離れ離れになった好意を寄せる幼馴染、篠山遼と再会する。
昔とは対照的な冷たい態度をとる遼に、彩月は我慢できず、気持ちを伝えようとすると言葉を遮られた。
「俺、病気でさ。ちょっと特殊な、解離性健忘ってのを患ってるんだ。誰かから告白されると、忘れちまうんだよ……その人のことを」
彩月は遼と病気の原因を探すことにするが、そこには悲しい真実が隠されていて……
この作品の感想ノート
拝読しました。
告白をされた人の記憶を忘れてしまう……冒頭から漂う切なさが好きです。どうしてそんなことになったんだろうと気になりながら読み進めました。解き明かされていく謎と、ヒロインの決断、ラストシーンは感動的で、とても胸に沁みました。一度読み始めたら最後まで一気に読ませられて、物語に没頭してしまいました。
素敵な作品をありがとうございました。
葉方萌生さん
2025/03/28 14:44
作品を拝読させていただきました。まず、設定が本当に良くて、あらすじから作品に引き込まれ一気に読み進めてしまうほどでした。いつきさんのヒーローとヒロインのセリフが印象的で、ラストにいくにつれ、隠された秘密や気持ちがセリフとなり、物語を感動へ導いてくれる。そんなラストを是非！
りた。さん
2025/03/28 00:52
